能代市二ツ井庁舎にてマイ・タイムライン作成講座を行いました
12月16日に秋田県能代市で行われた「マイ・タイムライン作成講習会」において、最近の気象と情報についてお話しさせていただきました。
今回は避難情報を住民に伝える立場である、地域の防災担当職員の方々が対象でした。そのため、過去の気象災害を振り返りながら、防災情報について、いつどのタイミングで発表されるのかを防災担当職員だけでなく、住民の皆さんにも知ってもらい、正しく利用してもらうことが大事ということを、積極的にお話ししました。防災情報を防災担当の方のみが知っていても、やはり災害時は予想の出来ないことが立て続けに起こります。その中で、住民の方々に把握してもらうことは、避難準備時間が確保され、スムーズな避難に繋がります。
また、秋田県では台風から暖かく湿った空気が流れ込むことで活発化した秋雨前線による水害や、台風による直接の被害が過去にありました。近年は気象災害が多く、今まで災害の発生したことのない地域でも災害が起こる可能性も十分にあります。災害が起きたことのない市町村では、住民の方はもちろん、地域の防災担当の方も、初めての対応に迫られます。そのため、実際に台風が近づいた時に、どのような防災情報を使うのか、防災情報見るときのポイントも含めて、時間を追って説明させていただきました。各地域で、住民の方に把握していただける情報は、積極的に活用してもらい、災害が起きた時に一人の命も逃すことのないように、ご活動いただきたく思っています。
長村真里 (気象予報士)
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