大田区民プラザにてマイ・タイムライン作成講座を行いました
6月20日(日)に大田区大田区民プラザで行われた「マイ・タイムライン講座」において、記憶に新しい気象災害の実例をもとに、気象や防災情報についてお話ししました。
特に時間を割いたのは、自治体から出される避難情報についてです。この夏から名称が変わったため再認識の必要な部分です。こういった知識というのは、教える先生がいるわけではなく、暗記したら使えることでもなく、今回のように情報のアップデートがあります。ですが命に関わる内容で、誰もが当たり前に知っていてほしい知識です。
この講座に参加された方は防災意識が高く、「避難指示一本化」などすでにご存知だったかと思います。ただ、情報の存在や正しい名称を知っていても、行動に繋げることができなければ意味がない、ということを積極的にお話ししました。受け取る情報から、避難などの行動の選択に繋げる部分というのは、実際に災害に見舞われないと経験できません。マイタイムラインを作成することはとてもいいきっかけとなると思いますので、情報と行動をリンクさせて考える部分が自然とできるようになっていたら嬉しいです。
今回のマイタイムライン作成では、多摩川の氾濫を想定しましたが、災害はルールなく起きてしまうもので、実際は中小河川での氾濫や、土砂災害の可能性も考慮しなくてはなりません。マイタイムライン作成をすることで、自然と防災意識が高まって、たとえ想定していなかった災害に見舞われても、正しい判断や行動をとることができるのではなないかと思います。
講座に参加された方には、ご家族やご近所の方々に防災について是非お話していただくようにご案内しました。講座をきっかけに地域で防災・減災の意識が高まっていくことを願います。
|
|
|
|